
先日、「日本国際交流センター」主催のセミナーに行ってきました。
「だから“日中韓”―絆の再発見」と題する連続セミナーの第5回、
テーマは「広がる『茶の世界』を味わう」でした。
第1部は日中韓の講師の方の講演、
第2部は講師3名にモデレーターの石川好氏が加わってパネルディスカッションを行いました。
中国からは張建立氏(中国社会科学院 日本研究所文化研究室室長、教授)、
韓国からはキム・ソクチャン氏(MBCメディア事業本部副局長、仁川・高陽地域局長)、
日本からは茶友の今野純子さん(中国&台湾茶教室 Tea Salon Xingfu 主宰)がスピーカーとして招聘されています。
面白いのは、張氏は日本で学んだ裏千家茶道についてレクチャ-し、
今野さんは毎年中国の茶農家さんを訪れて茶作りをしているというお話をされていたこと。
張氏は中国で日本の文化を教え、
今野さんは日本で中国茶を広めている。
お互いがお互いの国の文化や歴史を学び、
どのような思いを持っているかと言うお話を聞けたのは良かったと思います。
キム氏は何故朝鮮半島で作られた井戸茶碗が日本で国宝になり得たのか、
その井戸茶碗(マクサバル)の魅力についてを取材した韓国のテレビ番組を携えてきてくれました。
大井戸茶碗の名作であり唯一の国宝、黄左衞門井戸は根津美術館の展示で見たことがあります。
井戸茶碗という名前はそれまで何度も聞いてきましたし、写真も見ましたが、
実物を目の前にしたのはそれが初めてだったかもしれません。
その力強さと何者にも媚びない佇まいは印象深いものでした。
井戸茶碗のふるさとの人たちにとっては日常雑器であるマクサバル。
その骨太さの秘密を垣間見たような気がしました。
この日本国際交流センターの連続セミナーは今回はたまたまお茶に関するテーマでしたが、
毎回テーマを替えて日中韓の絆を探っていくようです。
次回の第6回は「テレビドラマ」をテーマに12月1日に開催予定とのことです。
