
子供の頃、毎晩夕食後に飲んでいたのはほうじ茶だった。
煎茶はお客様用、と何となく思っていたし、
味もほうじ茶や玄米茶のほうが好きだった。
そうやってずっとほうじ茶を飲みながら大きくなった。
だから、ほうじ茶と言うと昔懐かしのちゃぶ台を思い出す。
でも、いつからだろう、
ほうじ茶をあまり飲まなくなったのは。
社会人になってからは煎茶を飲むことのほうが多くなって、
台湾に行ってからは凍頂烏龍茶が中心となり、
帰国後香港出張が増えてからはダイエットのために
ベクニスハーブを買ってきてずっと飲んでいたこともあった。
(当時は香港で買うとめちゃくちゃ安かった。
今思うと笑える。効果はほとんど無かったので。)
結婚後しばらくは毎晩ビールやワインが中心で、
お茶よりもコーヒーをよく飲んでいたと思う。
食卓にほうじ茶が戻ってきたのは、
子供が生まれてまもなくだった。
小さい子供はお腹をよくこわす。
風邪をひいてはお腹をこわし、
冷えたと言ってはお腹をこわす。
ひどい時は水を飲んでも吐いてしまうので脱水症状が心配。
かかりつけのお医者さんはそんな時、
ほうじ茶を冷まして少しずつ飲ませなさいとアドバイスをくれた。
それ以来、いざと言う時のためにほうじ茶は欠かせなくなった。
もう息子もだいぶ成長したのでお腹をこわすことも珍しくなった。
今度は私のほうが夏バテしたり、お腹の調子が悪いことが増えてしまった。
そういう時はとりあえずほうじ茶を飲むことにしている。
今飲んでいるのは「伊藤柳櫻園茶舗」のかりがねほうじ茶。
鳥獣戯画の缶で有名な「香悦」よりも一つ上のランクだったと記憶している。
伊勢丹の京都物産展で購入し、袋売りを買ってきたので名前は失念。
かなり香ばしいタイプなので、あまり茶葉を多くしないでさっくり淹れるのがいいみたい。
個人的にはもう少しあっさりとして甘い感じのほうじ茶のほうが好みかも。