神融心酔

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

どうでもいいこと


(写真は出番を待つ茶器たち。今日は手前左の茶壷で軽焙杉林渓をいただく予定)

先日、お友だちからこのブログのタイトルについて
「てっきり例の香港歌手の歌の題名から採ったんだと思ってた」
と言われたので、ここでちょっと弁明しておこうかと。

まあ、確かにメインのHP『Sugar In The Marmalade』
(ほとんど更新していないので表紙の役目しか成していませんが)
のタイトルは某香港歌手のヒット曲の題名から採っております

でも、この『神融心酔』はちがいます!

と言ってもたいそうな理由はありません。
誰も使っていなさそうなタイトルで、かつ漢字を使いたいな、と思って
いろいろ本をめくっていたところ、孔令敬著『中国茶・五感の世界』の中に
明代の屠隆(とりゅう)が記した『考槃餘事』という書の
飲茶について語った部分の引用がありました。
そこにあった「神融心酔」の言葉がパッと眼に入ってきたので即決。

ちなみに読み方は shen rong xin zui (シェン・ロン・シン・ツイ)、
日本語はジンユウシンスイであります。

「神」の字は、もちろん「God」の意ではなく、
某巨大掲示板などで使われる「ネ申」でもなく、
精神を表しているのですが、
新中国のベストセラー、多分全世界でも最も発行部数が多い辞書、
新華字典』で「神」を引いてみましたら面白いことが。

神 shen (1)迷信的人称天地万物的“創造者”和被他們崇拝的人死後的所謂精霊。

拙訳:迷信的な人々が言うところの天地万物の「創造者」及び彼らに崇拝された人が死んだ後の所謂精霊を指す。

共産主義下の中国では、宗教の自由は当局の管制のもとに一応認められているとは言え、神が党の上にあることは許されないのですよね。
今朝の朝日新聞に、中国では今、「家庭教会」と呼ばれる当局非公認のキリスト教地下教会が都市部で多くなっていると言う記事が載っていました。
物質的には豊かになる一方で、心の拠り所を求めて彷徨う人々が増えているということでしょう。
当局はそれに対し、党の威信を脅かすものとして警戒しているとか。
彼らも「迷信的人」とされ、規制されることになるのでしょうか。